温泉街随所に見られる歴史的遺産

万葉歌碑

沢渡神社の万葉歌碑には、
- さわたりの 手児に行き逢い 赤駒が 足掻(あがき)を速み 言問はず来ぬ
と刻まれています。
 
温泉美女に声を掛けたかったのに、馬が速くて残念だったという意味。


道祖神

道祖神(どうそじん、どうそしん)は、路傍の神。集落の境や村の中心、 村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られる神で、松尾芭蕉の「奥の細道」では旅に誘う神様として冒頭に登場する。村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている。 古い時代のものは男女一対を象徴するものになっている。餅つき(男女の性交を象徴する)などにもその痕跡が残る。
沢渡温泉周辺にも多くの道祖神があり、画像のものはかじか遊歩道にある。


福田宗禎墓碑

福田宗禎は、江戸時代後期の医師。
寛政3年生まれ。二宮桃亭に古医方,高野長英に蘭学をまなび,故郷の上野(こうずけ)(群馬県)吾妻郡で開業。長英とともにオランダ人ゲッセルの外科書を「傑氏外科書」として翻訳した。長英脱獄時は、その身をかくまった。天保(てんぽう)11年12月28日死去。50歳。名は宜。字(あざな)は太忠。号は浩斎。著作に「病名弁疑」など。